僕は別に筋トレもダイエットもしていないし、プロテインなんて飲まないよ!
プロテインは人間に必要な色々な栄養を含んでいるんだ!絶対に飲むべきだよ!
プロテインは「タンパク質」の英訳です。
最近は、プロテインを飲むことが広まってきましたが、少し前までは、プロテイン=筋トレをしている人の飲み物、という概念が強くありました。
プロテインは、タンパク質をはじめとする人間に必要な栄養がたくさん入っている万能なサプリメント!
今回はそんなプロテインを飲むメリットや効果について説明していきます。
この記事で学べること
✔ プロテインを飲むメリット
✔ プロテインのベストな飲み方
✔ プロテインの種類
プロテインの効果
プロテインを飲むメリットは単純で、手軽にタンパク質を摂取できることです。
先ほども言ったように、プロテインとはすなわちタンパク質のことなので、人間の爪、髪、肌を生成する元となることはもちろん、何より
人の一日に(体重(kg)×1.2)グラムのタンパク質を摂取することが理想と言われており、本格的にトレーニングをしている人は1日当たり(体重(kg)×2)グラムのタンパク質の摂取が理想と言われています。
例えば、トレーニングをしていない60キロの人の場合、72グラム/日のタンパク質が必要なのでそれを食事から摂ろうとすると、
鳥の胸肉 | 約350グラム |
生卵Lサイズ | 約9個 |
納豆 | 約9パック |
牛乳 | 約2リットル |
と、毎日続けるには現実的ではないボリュームになってしまいますね。さらにこれだけの量を食べる・飲むということは余分なカロリーを摂取することになります。
ところが、プロテインなら、朝、昼、晩1回ずつ水に溶かして飲めば済んでしまいます!
余分なカロリーを最小限に抑えられ、また、たんぱく質以外にも最近はビタミンが配合されているプロテインなども多く、それらも複合的に摂取することができるのです。
いつ飲めばよいか
トレーニングを日常的にしている人は、トレーニング直後30分以内に飲むと良いとされています(ゴールデンタイム)。
この時間帯は、筋肉が大量のタンパク質を欲しており、トレーニング直後に食事からタンパク質を摂ろうとしても、消化吸収の時間を加味するとこのゴールデンタイムには間に合いません。
また、トレーニングを特にしていない方に、特におすすめなのが起床直後です。
就寝中にも人はエネルギーを使い、起床直後は、栄養が枯渇状態になっています。そこでプロテインを飲むことで効率よく栄養補給ができるのです。
プロテインの種類
プロテインには、その原料によって、大きく2種類に分けられます。
ソイプロテイン
原料が大豆からできているプロテインです。
大豆が原料なので植物性のたんぱく質になります。後述する動物性のたんぱく質に比べてアミノ酸の量が少なく、吸収速度が遅いのが特徴です。
ソイプロテインには「イソフラボン」が含まれます。
イソフラボンは、体内において、女性ホルモンと同じような役割を果たすため、多量摂取はホルモンバランスを崩してしまう原因にもなるので注意が必要です。
特に女性は子宮内膜が増殖してしまうリスクがあると言われています。
ソイプロテインは、ダイエットに特に効果的です。
吸収が遅いため、腹持ちがよく、何かの食事に置き換えることが比較的簡単にできると思います。
食事全体のカロリーを抑えつつ、たんぱく質をはじめとした栄養補給をしたい方は、ぜひソイプロテインを常飲することをお勧めします。
また、ソイプロテインは、アルギニンの含有量が多いことが特徴です。
アルギニンはアミノ酸の一種であり、血流改善や免疫機能をサポートする役割があります。
ホエイプロテイン
一方で、牛乳を原材料にしたものがホエイプロテインといいます。
ちなみに、ヨーグルトを食べるとき、白濁の液体が一緒に入っているのがわかると思います。あれ、「ホエイ」です。
ホエイプロテインで摂取できるのは、動物性たんぱく質です。こちらは、アミノ酸の量が多く、吸収速度も早いため、筋肉を大きくしたい方などはこちらのプロテインを選ぶのがおすすめです。
ホエイプロテインは、その製法によってさらに分類分けされます。
WPC
現在の市場において、最も流通しているプロテインがこのWPC(WHEY PROTEIN CONCENTRATE)です。
前述した、ヨーグルトにある白濁の液体から水分を抜いて作られます。
WPCは、乳糖があるので、牛乳を飲んでお腹を下してしまう人(乳糖不耐性)は、このプロテインを飲むと同じ症状を引き起こしてしまう可能性があります。
お腹を下すと、せっかくの栄養のほとんどが吸収されずに体外に排出されてしまいます。これを避けるには、少量ずつ飲むか、後述するWPIを選択すると良いでしょう。
WPI
WPI(WHEY PROTEIN ISOLATE)は、ホエイから脂質と乳糖を取り除いて製造されるプロテインです。
WPCよりも消化吸収が早いため、消化器官に負担をかけにくいのが特徴です。
また、乳糖が取り除かれているため、乳糖不耐性の方でもお腹を下すことなく飲むことができます。